ダイエットのための食事の基本。体重1kgあたり30kclの食事。エネルギー源のバランス。たんぱく源と脂肪のバランス。食品のバランス。ビタミンとミネラルのバランスについて勉強しましょう | ||||||||||||||||||||||||||||||
#1 体重1kgあたり30kcalの食事 #2 エネルギー源のバランス #3 たんぱく源と脂肪のバランス #4 食品のバランス #5 ビタミンとミネラルのバランス |
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#1 体重1kgあたり30kcalの食事 ●食事量の目安は2割減 ダイエットしながらも必要な栄養素は確保しないと、やせたのはいいけれど体を傷めてしまった、ということになりかねません。 健康的にやせるための1日のエネルギー摂取量の目安は、体重1kgあたり25~30kcalとされています。 体重が50kgなら1250~1500kcalとなります。 20代の女性の摂取量の平均は1700kcalなので、それよりも12~26%少ないのが目標の摂取量となります。 今まで食べすぎていた人には、ちょっと厳しい食事の量になるかもしれません。 ●脂肪を減らして腹八分目 健康のためには「腹八分目」がいいと言われます。 食事の量を今よりも20%減らすのが、健康を維持するためにも、健康的なダイエットのためにもよいということです。 1日に摂る目標のエネルギー量がわかったら、それをどのように割り振れば栄養バランスが取れるのかを計算します。 三大エネルギー源のバランスは糖質が50~55%、たんぱく質が25~30%、脂質が20~25%が適量とされています。 この割合にするには、脂質(脂肪)が多い肉類を減らして、魚介類、豆類、野菜を増やすことです。 |
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#2 エネルギー源のバランス ●脂肪はエネルギー量が高い 脂肪が含まれた食品は太りやすいということが知られていますが、それは同じ分量でも脂肪は糖質(ごはん、パン、麺)やたんぱく質に比べてエネルギー量が高くなっているからです。 脂肪のエネルギー量は1gあたり約9kcalあるのに対して、糖質とたんぱく質は1gあたり約4kcalなので、同じ重さでも2倍以上のエネルギー量があるからです。 だから、ダイエットをするには、食事で摂る脂肪を減らすようにするか、運動をして脂肪を積極的に燃焼させることが必要だというわけです。 ●ダラダラ生活で脂肪がたまる 私たちの体は、常に脂肪をため込もうとしています。 というのは、脂肪は生きていくための重要なエネルギー源であって、食事で摂った糖質(炭水化物)、脂質、たんぱく質の三大エネルギー源を肝臓の中で脂肪酸に変えて、体脂肪として脂肪細胞の中にためていく仕組みが私たちの体にはあるからです。 なぜ、脂肪酸に変えられるのかというと、脂肪はエネルギー効率が糖質の2倍以上もよいからです。 エネルギー量が高ければ、それだけ少ないスペースで多くのエネルギーを体の中にためておくことができるのです。 |
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#3 たんぱく源と脂肪のバランス ●肉類は太りやすいけど… おいしいものは食べすぎてしまう傾向があります。とくにダイエットをしているときには、甘いものや脂肪が多い料理には心を引かれてしまいます。甘いものに含まれるブドウ糖は脳に満足感を与えて、イライラをなくし、満腹感を得やすくする作用もあるので、食べる量を減らしている人は、ついつい求めてしまいます。脂肪は1gあたり約9kcalと、糖質とたんぱく質の約4kcalに比べると2倍以上もエネルギー量があるので、同じ量を食べたとしても太りやすくなっています。 ●肉類は欠かさない 脂肪が含まれた食品は太りやすいといっても、脂肪は体のためには必要で、脂肪が消化されて胃から腸へと完全に運ばれるまでには約6時間もかかって腹もちがよいので、量を減らしても食べなければなりません。 糖質は約2時間、たんぱく質は約4時間で消化されるので、脂肪なしでは次の食事の前におなかがすいてしまい、間食を食べるきっかけにもなりかねません。 肉類にはたんぱく質が豊富で脂肪も含まれていますが、豚肉などは1日に少なくても80gは食べるようにしたいものです。 ●脂肪抜きではやせるけれど 脂肪を抜いたり、粗食をすすめたりするダイエット法があります。 脂肪はエネルギー量が1gあたり約9kcalと糖質とたんぱく質の約4kcalの2倍以上もあるので、脂肪を抜きたい気持ちはわかります。 粗食をすすめる人は「昔の日本人はご飯をたくさん食べても太っていなかった」「やせていて生活習慣病が少なかった」ということを、その理由としてあげています。 しかし、昔の日本人は脂肪だけでなく、全体的にエネルギー摂取量が少なかったので、太っていなかったのは当然のことなのです。 ●15%は脂肪を摂ろう 脂肪が少ない食事をしていた時代は生活習慣病が少なかったことを理由にあげて、粗食をすすめる人がいますが、日本人の平均寿命が50歳に達したのが昭和22年と短かったことを考えれば、生活習慣病が少なかったのも当然のことです。 脂肪抜きの食生活は、やせることはできても、長生きできなくなるほど体にダメージを与えることになります。 脂肪の適正な摂取量は全体のエネルギー量の25%までで、全体的にエネルギー量を減らして、少なくとも15%は脂肪を摂るのが健康的にダイエットするには必要なことです。 |
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#4 食品のバランス ●歯のバランスで食品を食べよう 動物の歯は食べ物に合わせた形になっています。 肉食の犬の歯は牙であり、人間でいうと犬歯に当たります。 牛の歯は前歯(門歯)が上下4本ずつあって、前歯で穀類、豆類を粗く噛んだあとに臼歯ですりつぶします。 人間の歯は前歯が上下4本ずつ、犬歯が2本ずつ、臼歯が10本ずつで、この歯のバランスで食品を食べれば栄養バランスが取れるようになっているはずです。 でも、今の洋風化した食事だと犬歯が多く、臼歯が少なくてもよいくらいです。 食事をするときには歯のバランスを考えてみたいものです。 ●昭和30年代の食事は◎ 私たちの歯は前歯(門歯)が上下4本ずつ、犬歯が2本ずつ、臼歯が10本ずつで、このバランスは歴史的に食べてきたものによって自然と形づくられてきたものです。 前歯は野菜や果物、犬歯は肉や魚、臼歯は穀類や豆類を食べる歯です。 このバランスで食品を食べてきた民族は今ではほとんど見られないといわれますが、過去には存在していました。 それは昭和30年代の日本人です。戦前の野菜や穀類、魚介類が多めの食事をベースに、不足していた肉類を少し増やした時代の食事。これがダイエット向きの食事です。 |
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#5 ビタミンとミネラルのバランス ●ダイエットに必要なビタミン 脂肪燃焼酵素のリパーゼが効果的に働いて脂肪を燃やすためには、補酵素が必要になります。 食事で摂った脂肪を燃焼させるための補酵素はビタミンB2です。 食事で摂った糖質(炭水化物)のうち体の中で消費されずに余ったものは、肝臓の中で脂肪酸に合成されるので、余分な糖質も燃焼させておきたいものです。 その燃焼を進めるための補酵素はビタミンB1です。食事で摂った糖質と脂質を燃焼させて太りにくくするためには、この2つのビタミンが含まれる食品を食べればよいわけです。 ●ビタミンB1・2が多い食品 糖質を燃焼させるために必要なビタミンB1が豊富に含まれている食品は豚肉、大豆、のり、うなぎ、ごま、ハム、ナッツ類などです。 脂肪を燃焼させるために必要なビタミンB2はうなぎ、レバー、鶏卵、干ししいたけ、脱脂粉乳、ソーセージ、わかめ、抹茶などに豊富に含まれています。 ビタミンB1とB2は体の中で1日は保持されますが、2日目にはなくなってしまうので、ダイエット効果を発揮させるには、毎日1回は、これらの食品を食べる必要があります。 ●ビタミンB6・12が多い食品 脂肪を燃焼させるために必要なビタミンB群のうち、ビタミンB1・B2・B6は動物性の食品以外にも含まれていますが、ビタミンB12はほぼ動物性の食品に含まれています。 ビタミンB6とB12は12時間ほどで体内からはなくなってしまうので、朝食と夕食には必要です。 ビタミンB6はにんにく、ぎんなん、ひまわりの種、まぐろ、鶏肉、レバー、かつお、いわし、ごま、大豆などに、ビタミンB12はしじみ、あさり、はまぐり、すじこ、たらこ、ほたるいか、にしん、レバーに豊富に含まれています。 ●ダイエットでもカルシウムは補給 ダイエットをして食べる量を減らすと、その分だけカルシウムなどの体に必要なミネラルの摂取量も減ってしまいます。 カルシウムは必要な量に対して、不足しているミネラルの一つで、1日に600mgを摂りたい成人女性では10%ほど不足しています。 成長期の女性では650~800mgが必要とされていますが、15~20%も不足している例も多くなっています。 ダイエットをしていると、もっと摂取量が減ることになるので、メニューを考えるときには、カルシウムを増やすようにします。 ●カルシウムを多く摂ろう カルシウムは運動して汗をかくことで、体の中から排泄される量が増えていきます。 ダイエットをするとカルシウムが減りやすくなります。 食事を減らすことでカルシウムを摂る量が少なくなって、出ていく量が多くなったら、カルシウム不足で骨が弱くなるだけでなく、筋肉の収縮や神経の伝達にも影響が出てきます。 カルシウムは牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品、干しえび、小魚などに多く含まれています。 野菜に多く含まれるものもありますが、カルシウムは動物性食品のほうが吸収性がよいのです。 |
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機能性表示食品の届出番号・届出日・届出者名・法人番号・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・表示しようとする機能性、対象者、安全性、生産・製造・品質管理、機能性の基本情報
2020年4月12日日曜日
ダイエットのための食事の基本。体重1kgあたり30kclの食事。エネルギー源のバランス。たんぱく源と脂肪のバランス。食品のバランス。ビタミンとミネラルのバランス
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