2020年4月12日日曜日

ダイエットのための食事の基本。体重1kgあたり30kclの食事。エネルギー源のバランス。たんぱく源と脂肪のバランス。食品のバランス。ビタミンとミネラルのバランス

ダイエットのための食事の基本。体重1kgあたり30kclの食事。エネルギー源のバランス。たんぱく源と脂肪のバランス。食品のバランス。ビタミンとミネラルのバランスについて勉強しましょう

#1
 体重1kgあたり30kcalの食事

#2 エネルギー源のバランス

#3 たんぱく源と脂肪のバランス

#4 食品のバランス

#5 ビタミンとミネラルのバランス


#1

体重1kgあたり30kcalの食事

食事量の目安は2割減
ダイエットしながらも必要な栄養素は確保しないと、やせたのはいいけれど体を傷めてしまった、ということになりかねません。
健康的にやせるための1日のエネルギー摂取量の目安は、体重1kgあたり25~30kcalとされています。
体重が50kgなら1250~1500kcalとなります。
20代の女性の摂取量の平均は1700kcalなので、それよりも12~26%少ないのが目標の摂取量となります。
今まで食べすぎていた人には、ちょっと厳しい食事の量になるかもしれません。

脂肪を減らして腹八分目
健康のためには「腹八分目」がいいと言われます。
食事の量を今よりも20%減らすのが、健康を維持するためにも、健康的なダイエットのためにもよいということです。
1日に摂る目標のエネルギー量がわかったら、それをどのように割り振れば栄養バランスが取れるのかを計算します。
三大エネルギー源のバランスは糖質が50~55%、たんぱく質が25~30%、脂質が20~25%が適量とされています。
この割合にするには、脂質(脂肪)が多い肉類を減らして、魚介類、豆類、野菜を増やすことです。

#2

エネルギー源のバランス

脂肪はエネルギー量が高い
脂肪が含まれた食品は太りやすいということが知られていますが、それは同じ分量でも脂肪は糖質(ごはん、パン、麺)やたんぱく質に比べてエネルギー量が高くなっているからです。
脂肪のエネルギー量は1gあたり約9kcalあるのに対して、糖質とたんぱく質は1gあたり約4kcalなので、同じ重さでも2倍以上のエネルギー量があるからです。
だから、ダイエットをするには、食事で摂る脂肪を減らすようにするか、運動をして脂肪を積極的に燃焼させることが必要だというわけです。

ダラダラ生活で脂肪がたまる
私たちの体は、常に脂肪をため込もうとしています。
というのは、脂肪は生きていくための重要なエネルギー源であって、食事で摂った糖質(炭水化物)、脂質、たんぱく質の三大エネルギー源を肝臓の中で脂肪酸に変えて、体脂肪として脂肪細胞の中にためていく仕組みが私たちの体にはあるからです。
なぜ、脂肪酸に変えられるのかというと、脂肪はエネルギー効率が糖質の2倍以上もよいからです。
エネルギー量が高ければ、それだけ少ないスペースで多くのエネルギーを体の中にためておくことができるのです。

#3

たんぱく源と脂肪のバランス

●肉類は太りやすいけど…
おいしいものは食べすぎてしまう傾向があります。とくにダイエットをしているときには、甘いものや脂肪が多い料理には心を引かれてしまいます。甘いものに含まれるブドウ糖は脳に満足感を与えて、イライラをなくし、満腹感を得やすくする作用もあるので、食べる量を減らしている人は、ついつい求めてしまいます。脂肪は1gあたり約9kcalと、糖質とたんぱく質の約4kcalに比べると2倍以上もエネルギー量があるので、同じ量を食べたとしても太りやすくなっています。

肉類は欠かさない
脂肪が含まれた食品は太りやすいといっても、脂肪は体のためには必要で、脂肪が消化されて胃から腸へと完全に運ばれるまでには約6時間もかかって腹もちがよいので、量を減らしても食べなければなりません。
糖質は約2時間、たんぱく質は約4時間で消化されるので、脂肪なしでは次の食事の前におなかがすいてしまい、間食を食べるきっかけにもなりかねません。
肉類にはたんぱく質が豊富で脂肪も含まれていますが、豚肉などは1日に少なくても80gは食べるようにしたいものです。

脂肪抜きではやせるけれど
脂肪を抜いたり、粗食をすすめたりするダイエット法があります。
脂肪はエネルギー量が1gあたり約9kcalと糖質とたんぱく質の約4kcalの2倍以上もあるので、脂肪を抜きたい気持ちはわかります。
粗食をすすめる人は「昔の日本人はご飯をたくさん食べても太っていなかった」「やせていて生活習慣病が少なかった」ということを、その理由としてあげています。
しかし、昔の日本人は脂肪だけでなく、全体的にエネルギー摂取量が少なかったので、太っていなかったのは当然のことなのです。

15%は脂肪を摂ろう
脂肪が少ない食事をしていた時代は生活習慣病が少なかったことを理由にあげて、粗食をすすめる人がいますが、日本人の平均寿命が50歳に達したのが昭和22年と短かったことを考えれば、生活習慣病が少なかったのも当然のことです。
脂肪抜きの食生活は、やせることはできても、長生きできなくなるほど体にダメージを与えることになります。
脂肪の適正な摂取量は全体のエネルギー量の25%までで、全体的にエネルギー量を減らして、少なくとも15%は脂肪を摂るのが健康的にダイエットするには必要なことです。

#4

食品のバランス

歯のバランスで食品を食べよう
動物の歯は食べ物に合わせた形になっています。
肉食の犬の歯は牙であり、人間でいうと犬歯に当たります。
牛の歯は前歯(門歯)が上下4本ずつあって、前歯で穀類、豆類を粗く噛んだあとに臼歯ですりつぶします。
人間の歯は前歯が上下4本ずつ、犬歯が2本ずつ、臼歯が10本ずつで、この歯のバランスで食品を食べれば栄養バランスが取れるようになっているはずです。
でも、今の洋風化した食事だと犬歯が多く、臼歯が少なくてもよいくらいです。
食事をするときには歯のバランスを考えてみたいものです。

昭和30年代の食事は◎
私たちの歯は前歯(門歯)が上下4本ずつ、犬歯が2本ずつ、臼歯が10本ずつで、このバランスは歴史的に食べてきたものによって自然と形づくられてきたものです。
前歯は野菜や果物、犬歯は肉や魚、臼歯は穀類や豆類を食べる歯です。
このバランスで食品を食べてきた民族は今ではほとんど見られないといわれますが、過去には存在していました。
それは昭和30年代の日本人です。戦前の野菜や穀類、魚介類が多めの食事をベースに、不足していた肉類を少し増やした時代の食事。これがダイエット向きの食事です。
#5
ビタミンとミネラルのバランス

ダイエットに必要なビタミン
脂肪燃焼酵素のリパーゼが効果的に働いて脂肪を燃やすためには、補酵素が必要になります。
食事で摂った脂肪を燃焼させるための補酵素はビタミンB2です。
食事で摂った糖質(炭水化物)のうち体の中で消費されずに余ったものは、肝臓の中で脂肪酸に合成されるので、余分な糖質も燃焼させておきたいものです。
その燃焼を進めるための補酵素はビタミンB1です。食事で摂った糖質と脂質を燃焼させて太りにくくするためには、この2つのビタミンが含まれる食品を食べればよいわけです。

ビタミンB1・2が多い食品
糖質を燃焼させるために必要なビタミンB1が豊富に含まれている食品は豚肉、大豆、のり、うなぎ、ごま、ハム、ナッツ類などです。
脂肪を燃焼させるために必要なビタミンB2はうなぎ、レバー、鶏卵、干ししいたけ、脱脂粉乳、ソーセージ、わかめ、抹茶などに豊富に含まれています。
ビタミンB1とB2は体の中で1日は保持されますが、2日目にはなくなってしまうので、ダイエット効果を発揮させるには、毎日1回は、これらの食品を食べる必要があります。

ビタミンB6・12が多い食品
脂肪を燃焼させるために必要なビタミンB群のうち、ビタミンB1・B2・B6は動物性の食品以外にも含まれていますが、ビタミンB12はほぼ動物性の食品に含まれています。
ビタミンB6とB12は12時間ほどで体内からはなくなってしまうので、朝食と夕食には必要です。
ビタミンB6はにんにく、ぎんなん、ひまわりの種、まぐろ、鶏肉、レバー、かつお、いわし、ごま、大豆などに、ビタミンB12はしじみ、あさり、はまぐり、すじこ、たらこ、ほたるいか、にしん、レバーに豊富に含まれています。

ダイエットでもカルシウムは補給
ダイエットをして食べる量を減らすと、その分だけカルシウムなどの体に必要なミネラルの摂取量も減ってしまいます。
カルシウムは必要な量に対して、不足しているミネラルの一つで、1日に600mgを摂りたい成人女性では10%ほど不足しています。
成長期の女性では650~800mgが必要とされていますが、15~20%も不足している例も多くなっています。
ダイエットをしていると、もっと摂取量が減ることになるので、メニューを考えるときには、カルシウムを増やすようにします。

カルシウムを多く摂ろう
カルシウムは運動して汗をかくことで、体の中から排泄される量が増えていきます。
ダイエットをするとカルシウムが減りやすくなります。
食事を減らすことでカルシウムを摂る量が少なくなって、出ていく量が多くなったら、カルシウム不足で骨が弱くなるだけでなく、筋肉の収縮や神経の伝達にも影響が出てきます。
カルシウムは牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品、干しえび、小魚などに多く含まれています。
野菜に多く含まれるものもありますが、カルシウムは動物性食品のほうが吸収性がよいのです。

効果のあるサプリメントの作用
脂肪吸収阻害サプリメント
脂肪燃焼促進サプリメント
糖質吸収阻害サプリメント
糖質燃焼促進サプリメント
抗酸化サプリメント

筋肉を強くする方法
7秒ダイエットで筋肉を太くする
屈伸運動で筋肉を強くして、むくみを防ぐ
ながら運動で少しずつ鍛えよう
早寝早起きが筋肉を強くする
筋肉は3日休むと退化する

ストレスで太る
ストレス太りって本当?
ストレスで筋肉が減って脂肪が増える
ストレスは代謝を下げる
ストレスが活性酸素を増やす
香りでストレス解消

タバコは太る
禁煙すると食欲が増す
喫煙すると栄養不足になる
喫煙すると美容ビタミンが減る
喫煙すると代謝が悪くなる
喫煙で食べすぎる

水を飲んでダイエット
水太りって本当にあるの?
水を減らすと脂肪が燃えにくくなる
便通をよくするミネラルウォーター
食欲を調整する水の飲み方
スポーツドリンクで太ってしまう

効果的な有酸素運動
有酸素運動は低負荷×長時間
30分の継続運動よりも10分×3回の運動が効果的
よい姿勢で歩いて脂肪を燃やそう
糖分は脂肪燃焼を妨げる
昼間の運動は脂肪が燃えやすい

便通をよくして代謝を高める
便通を左右するおなかの調子
善玉菌を増やす食べ物
悪玉菌を減らす食べ物
水溶性食物繊維で便通をよくする
内臓脂肪の解消で便通をよくする

1日に3食がダイエットの基本
一食抜きは太りやすい
三食をきちんと食べて代謝アップ
食事を抜くと脳の働きが低下
夕食は軽くしよう
夕食を減らして朝食を増やそう

空腹感を感じにくくする方法
こんにゃくの活用法
糖質だけではおなかがすく
空腹感を防ぐには少しの脂肪も必要
空腹を我慢すると太りやすい
空腹を感じないようにするには糖質が大切

食べ方で変わるダイエット効果
15分以内で食べると食欲が抑えにくい
よく噛まないと太りやすい
血糖値を上げやすいものは先に食べる
食後のコーヒーで満腹感
稲妻食べで満足感

おやつとデザートの摂り方
おやつのエネルギー量は200kcalまで
間食のおやつは太りにくい
夕食前30分のおやつは太りやすい
3時のおやつは太りにくい
おやつを我慢するときは

停滞期の乗り越え方
体脂肪は階段状に落ちていく
停滞期も運動を続ければ再び減少期が来る
子どものときに太っていた人はリバウンドしやすい
脂肪細胞が多いほど停滞期が長くなる
停滞期には脂肪燃焼系運動を増やそう

野菜を食べよう
ダイエット成分と美容成分がタップリ
食物繊維が多い野菜
煮野菜を食べよう
ダイエット効果のある野菜
野菜で美しくなる

女性が太りやすい理由
女性は脂肪がつきやすい
脂肪細胞が増える年齢
脂肪がつきやすいところ
失恋太りをする理由
女性に向く燃焼系運動

リバウンドを防ごう
リバウンドは体重が戻ることではない
リバウンドを防ぐには代謝を落とさないこと
食べないダイエットは体脂肪率を高めやすい
運動でリバウンド防止
スリム型肥満かどうかをチェック

日記でダイエット
体重と太った理由を記録する
計るだけダイエット
食事の量と運動の量を記録する
適したダイエット法を見つけよう

ダイエット効果のチェック法
皮下脂肪をつまんでみよう
ワンサイズ下のパンツを履こう
鏡にヌードを映してみよう
体重計・体脂肪計を有効に使おう
効果を継続させる下着を選ぼう

ダイエット効果を高める入浴法
半身浴ならのぼせずに脂肪が燃える
入浴で疲労物質を分解
運動前の入浴で脂肪が燃える
ぬるま湯入浴の後の夕食は太りやすい
脂肪燃焼を進めるシャワーの浴び方

アルコール飲料の注意点
アルコールで太ってしまう
飲酒で太るのは食べすぎだ
おかずの食べ方で飲酒の太り方が変わる
脂肪が溜まりにくい飲酒法
飲酒太りを解消しよう

運動後の過ごし方で燃焼効果が変わる
運動後の入浴は脂肪燃焼を抑える
運動後のシャワーで脂肪を効果的に燃焼させる
運動後の休養で筋肉を増やす
運動後の糖質とたんぱく質で体力を保持する
重い運動後の軽い運動で疲労を溜めない

脂肪燃焼を進める運動のポイント
サウナスーツは使い方で脂肪燃焼がマイナス
坂道と平らな道で効果が変わる
大またで歩くだけで燃焼効果が変わる
普段は使わない筋肉を使おう
無理せず続けられる歩き方

効果的な歩き方
走るよりダイエット効果が高い歩き方
準備運動で脂肪燃焼は高まる
30分前のお茶で脂肪が燃焼しやすくなる
脂肪燃焼を高めるビタミンB群
脂肪燃焼を高めるクエン酸

夕方の過ごし方がダイエットの決め手
夕食時の脂肪食は太りやすい
夕食前の甘いものは太りやすい
夕食前の運動で脂肪蓄積を抑える
夕食後の一口は太る
夜型生活は太りやすくなる

太りやすい食品と料理を知ろう
脂肪のエネルギー量は糖質の2倍以上
脂肪の多い食事と脂肪の減らし方
太りやすい食事
甘いものでも太りにくいものがある
体を冷やす食事と温める食事

内臓脂肪の減らし方
日本人は内臓脂肪がたまりやすい
内臓脂肪をチェックしよう
内臓脂肪が燃えるための条件
筋肉をつけて脂肪を燃やす
運動量を増やす

ダイエットのための食事の基本
体重1kgあたり30kcalの食事
エネルギー源のバランス
たんぱく源と脂肪のバランス
食品のバランス
ビタミンとミネラルのバランス

体質からダイエット法を判定
リンゴ・洋ナシ・バナナの体型の違い
内臓脂肪タイプか皮下脂肪タイプか
代謝低下か消費不足か
冷えとむくみは代謝不足の証拠
脂肪の摂りすぎか糖質の摂りすぎか

ダイエットの目標を定めよう
厳しすぎる目標は危ない
1か月2kg以上はリバウンドの危険
目標の体型
急激な体脂肪の減少はホルモンを乱す
あなたに適したダイエット目標

有酸素運動と無酸素運動を有効に組み合わせよう
有酸素運動のメリットとデメリット
無酸素運動のメリットとデメリット
サーキットトレーニングのメリット
無酸素運動で気になるところを引き締める
乳酸を分解して脂肪が燃焼しやすくしよう

ダイエットの基本は内臓脂肪を減らすこと
目的は体重減少ではなく内臓脂肪の減少
内臓脂肪が減れば皮下脂肪も減ってくる
内臓脂肪を減らす食事の基本
内臓脂肪を減らす運動の基本
基礎代謝を高めよう

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