脂肪燃焼を進める運動のポイント。坂道と平らな道で効果が変わる。大またで歩くだけで燃焼効果が変わる。普段は使わない筋肉を使おう。無理せず続けられる歩き方について勉強しましょう | ||||||||||||||||||||||||||||||
#1 サウナスーツは使い方で脂肪燃焼がマイナス #2 坂道と平らな道で効果が変わる #3 大またで歩くだけで燃焼効果が変わる #4 普段は使わない筋肉を使おう #5 無理せず続けられる歩き方 |
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#1 サウナスーツは使い方で脂肪燃焼がマイナス ●サウナスーツで脂肪燃焼は低下 汗をかくことはダイエット効果がありますが、汗を多く出そうとしてサウナスーツを着込んだり、汗が出てきても厚着をしたままで続けるのは利口な方法とはいえません。 有酸素運動を10分間以上続けていると体温が上がってきて、脂肪燃焼酵素のリパーゼの働きがよくなっていきます。 リパーゼは一定の温度を超えると働きがよくなる一方で、体温が上がりすぎると、かえって働きが鈍くなっていきます。 そのため汗を出して体温を下げようとするわけです。 だから、体温が上がりすぎることは避けるべきです。 ●脂肪燃焼のためには汗をかこう 運動をして体温が上がったときに、サウナスーツなどで体温を上げたままで汗をかいていると、脂肪燃焼酵素のリパーゼの働きが悪くなり、脂肪が燃えにくくなります。 体温が上がってきたら、上着を脱ぐなどして体温調節をすべきです。汗をかけば体重は落ちるものの、水を補給すれば、すぐに元に戻ります。 水分不足の状態では、食品の中に含まれている水分も効率よく吸収されるので、汗を多くかいたとしても、ダイエット効果は低いのです。 水分を減らすより、脂肪を減らすことを考えることです。 |
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#2 坂道と平らな道で効果が変わる ●坂道を歩けば脂肪がよく燃える 10分間のウォーキングでは100kcalのエネルギーが消費されるといいます。 これはブラブラと歩くのではなくて、スタスタと勢いよく歩いたときの話ですが、ダイエット効果を高めるには歩くスピードを速めることです。 といっても、歩きなれていない人には、スタスタ歩きでも大変なので、スピードを速めて歩くのは体に負担がかかります。 そこで試してほしいのが、坂道をのぼってエネルギー消費を高めるウォーキングです。 坂道歩きは下半身の筋肉が大きく使われるので、効率がよいのです。 ●軽い坂道でも10%消費アップ 10%の坂道を歩くと、平らな道に比べて10%のエネルギー消費が加算されます。 10%の坂道というのは10メートル進むと1メートル高くなる角度のことで、体の負担は平らな道とは大きくは変わらないのに、脂肪の燃焼効果は高まっています。 20%の坂道では20%のエネルギー消費がプラスされます。 10分間も歩ける坂道がない場合には、背中にデイパックなどの荷物を背負って歩く方法があります。 荷物が1kgなら10分間歩いたときには脂肪燃焼が10%アップするといいます。 ●下り坂では筋肉が強くなる 上り坂を歩いたときには、平らな道を歩くよりもエネルギー消費が大きくなり、脂肪燃焼の効果も高まります。 10%の坂道(10メートル進んで1メートル高くなる角度)でエネルギー消費は10%高まるといいます。 坂道は上り坂があれば、その先は下り坂になっているものです。 下り坂では、上り坂でエネルギー消費が高まったのと反対に、エネルギー消費は低くなります。 上り坂のプラスも下り坂で帳消しになってしまうのでは、と感じるかもしれませんが、下り坂を歩いてもダイエット効果は高まります。 ●上って下って脂肪を燃焼 下り坂を歩くことは、普段はあまり使わない筋肉を刺激して、エネルギー消費が高まりやすい体にすることができます。 普段は使っていない筋肉が刺激を受けていると、筋肉が強化されて、刺激を続けているうちに徐々に筋肉が強くなっていきます。 強くなるといっても、女性の場合には足が引き締まるくらいの変化なので、あまり心配はいりません。 下り坂で筋肉を鍛え、その筋肉を使って上り坂を歩くことで脂肪の燃焼がよくなれば、効果的に脂肪を燃やしていくことができる、というわけです。 |
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#3 大またで歩くだけで燃焼効果が変わる ●歩幅を広げるだけのダイエット 普通に歩いているときの歩幅は35~40cmですが、これを55cmに広げた大股歩きをするだけで、エネルギーの消費量は1.2倍にも高まります。 わずかな差のようでも、1日に2時間歩いたら120kcalほども多く消費されることになります。 これには個人差はあるものの、1日に120kcalなら1か月で体脂肪にして500gは減る計算になります。 体脂肪を1kg減らすのに2か月ですが、歩き方を変えるだけなので楽で効果がある方法といえます。 少し歩幅を広げるところから始めませんか。 ●大股で筋肉が引き締まる 歩幅を広げて歩くだけでエネルギー消費が1.2倍になるという大股歩きは、歩いているときのエネルギー消費だけがメリットではありません。 歩幅を広げて勢いよく歩くことで足の筋肉を強くして、引き締めていくことができます。 歩幅を広げると、自然と歩くスピードが早くなって、そのことで、さらにエネルギー消費量はアップ。 スピードをつけて歩かない場合はどうかというと、歩幅を広げて、ゆっくりと歩くのは思った以上に筋肉に負荷がかかり、引き締め効果もかなりのもの。 歩幅を広くして歩きましょう。 ●気になる部分が引き締まる 歩幅を広くして大股に歩くようにすると、筋肉が大きく動くようになります。 ウォーキングは全身運動ですが、大股歩きは体の中でも大きな筋肉がついている太腿とヒップ、腹筋が大きく動いて、脂肪が気になる部分が全体的に引き締められていくようになります。 歩くだけでは筋肉の刺激が足りなかった人も、大股歩きなら刺激が強くなります。 といっても歩くのは筋力トレーニングに比べると刺激は弱めですが、歩く前にストレッチや屈伸などをして刺激しておくと、歩いているだけでも負荷が強まって効果が上がります。 ●血流促進で代謝アップ 歩くメリットに血流の促進があります。 血液は重力の関係から下半身にたまりやすく、足の筋肉が収縮することで上へと押し上げられていきます。 筋力とレーニングと比べるとウォーキングは足の筋肉の収縮は弱いものの、足を踏み出すたびに断続的に収縮するので、血液の流れをよくすることができるのです。 脂肪を燃焼させる代謝は、血流がよくなるほど燃焼に必要な栄養成分も酸素もたくさん送られてくることで高まっていきます。 大股で歩けば足の筋肉の収縮はさらに高まるので、より代謝が盛んになるというわけです。 |
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#4 普段は使わない筋肉を使おう ●普段は使わない筋肉を使う 体にあまり負担をかけずに、やせ体質にするために筋肉をつけようとするなら、普段は使うことが少ない筋肉を刺激するように動かすことです。 筋肉は同じように使っても、普段から刺激を受けている筋肉は動かしても筋肉の繊維が太くなりにくいのです。 筋肉の繊維が太くなるとエネルギー消費が大きくなり、やせやすくなります。 筋肉の繊維を太くして、エネルギー消費をよくするためには、腹筋や背筋、上半身の運動のほかに、普段とは違った歩き方や階段のぼりをして、足の前側や横側の筋肉を使うようにしましょう。 ●後ろ歩きで筋肉強化 普段は使わない筋肉を刺激して、筋肉の繊維を太くしてエネルギー消費しやすい体にするための方法として「後ろ歩き」があります。 後ろ向きに歩くと、ふくらはぎや太ももの前側のほかに、腰の周りの筋肉が刺激されます。 後ろ向きに長い距離を歩くのは場所も必要で、転びやすくもなるので、もしも転んでも平気な室内で、10歩くらい後ろ歩きをします。 足は大きく上げる感じにして、腕を大きく振るようにするとバランスが取りやすくなります。 1回につき3分間ほど、できれば1日に5回はやっておきたいものです。 ●ステッパーで筋肉強化 ダイエット器具のステッパーは室内で歩くように踏み込むだけで、筋肉を鍛えて、さらに脂肪も効率よく燃やせるというので人気が高まっています。 この人気に、さらに拍車をかけているのがサイドステッパーです。 普通のステッパーのように踏み込むと、体が左右にねじれるような構造になっています。 これでウエストを細くする効果もあるわけですが、筋肉の強化がとくに優れています。 というのは、サイドステッパーは普段の歩く、上るという動きとは違う筋肉が刺激されることで筋肉が全体的に増えていくからです。 ●普段と違った歩き方をしよう 筋肉は普段と同じ刺激を受けているときには、あまり筋肉の量は増えていきません。 ところが、使い慣れていない筋肉が刺激を受けると、筋肉を強化するホルモンの分泌が高まるなどして、筋肉の繊維が太くなっていきます。 普通のステッパーよりも、左右に体がねじれるサイドステッパーのほうが筋肉繊維が太くなる理由は、ここにあります。 筋肉が太くなると脂肪の燃焼がよくなります。 筋肉繊維が増えたからといってもサイドステッパーで運動して足が目立つほど太くなるようなことはないので、ご安心を。 |
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#5 無理せず続けられる歩き方 ●歩くだけで膝に大きな負担 体重がある人は、歩くだけでも膝に負担がかかります。 膝の関節と関節が触れ合う部分は軟骨になっていて、とても滑りがよくなっています。 しかし、膝を使っているうちに軟骨同士がこすれて、徐々にすり減っていきます。 すり減ると骨の神経が強く刺激されるようになって痛みを感じるようになります。 膝には普通に歩くだけでも体重の2倍ほどの負荷がかかっています。 勢いよく歩くと3倍、軽いジョギングで4倍、本格的に走ると5倍も負荷がかかります。 体重がある人は負担を減らす歩き方から始めましょう。 ●膝を傷めないように歩こう 体重がある人は、本人は気づいていなくても強い負荷がかかっています。 そのため運動をするときには急に走るのではなくて、まずは歩くことから始めて、少しずつ体重が減って、膝の負担を減らしてから運動量が多い速歩き、ジョギングへと進めていくようにします。 膝の疲れや痛みは負荷のバロメーターなので、膝の調子をみながらウォーキングのスピードを高め、歩く時間を増やすようにしていきます。 膝が痛い、気になるという日には、歩くのを休むようにして、他の筋肉運動をするようにします。 ●運動不足にすすめる歩き方 筋肉が少ない人や運動量が少ない人は、脂肪が燃えにくい体質となりがちです。 運動をする時間を増やすことが大切ですが、脂肪を燃焼させやすいのは有酸素運動です。 一般には、歩き始めて10~15分間たたないと脂肪の燃焼が盛んにならないので、10分以下の運動はダイエット効果がないといわれています。 しかし、10分たって脂肪が燃えやすい状態になってからは、有酸素運動をやめても30分間ほどは脂肪が燃焼し続けているので、10分間の運動を3回行ったほうが脂肪の燃える量は多くなっているのです。 ●内臓脂肪が多い人は歩こう 内臓脂肪が多い人は、インスリンの受容体が少なくなったり、インスリンが受容体に結合しても効果が現れにくくなるために、筋肉にブドウ糖を取り込んでエネルギー化する力が低下します。 こういった状態ではレプチンという満腹感を得る物質の効果が出にくくなるために、食欲が抑えにくくなります。 このため内臓脂肪が多い人は、食事を減らしたり、運動をしてもダイエット効果が現れにくい体質なので、脂肪を燃やしやすい有酸素運動することが必要になります。 内臓脂肪は運動をすると減りやすいものです。 ●1日1万歩も歩かなくていい 健康のためには1日に1万歩を歩くことがすすめられています。 1万歩も歩けばダイエット効果もありそうですが、1万歩を歩くのは、ちょっと厳しいかもしれません。 1日1万歩が言われ始めたときには1日の平均歩数は7000歩くらいでした。 今から20年以上前のことですが、この当時には食事量が運動量を300kcalも上回っていて、バランスをとるために300kcalを消費する運動量として3000歩を増やすことで1万歩としたのです。 つまり今より3000歩多く歩けばよいという話です。 |
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機能性表示食品の届出番号・届出日・届出者名・法人番号・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・表示しようとする機能性、対象者、安全性、生産・製造・品質管理、機能性の基本情報
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2020年4月13日月曜日
脂肪燃焼を進める運動のポイント。坂道と平らな道で効果が変わる。大またで歩くだけで燃焼効果が変わる。普段は使わない筋肉を使おう。無理せず続けられる歩き方
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