効果的な有酸素運動:有酸素運動は低負荷×長時間,30分の継続運動よりも10分×3回の運動が効果的,よい姿勢で歩いて脂肪を燃やそう,糖分は脂肪燃焼を妨げる,昼間の運動は脂肪が燃えやすいについて勉強しましょう | ||||||||||||||||||||||||||||||
#1 有酸素運動は低負荷×長時間 #2 30分の継続運動よりも10分×3回の運動が効果的 #3 よい姿勢で歩いて脂肪を燃やそう #4 糖分は脂肪燃焼を妨げる #5 昼間の運動は脂肪が燃えやすい |
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#1 有酸素運動は低負荷×長時間 ●運動時間は長時間ほど効果あり 1kmを10分ほどで走るのはジョギングとしては、かなり楽なペースです。 運動をしなれていない人でも続けられる速さです。 同じ1kmを20分かけて歩くのは、もっと楽にこなせる運動です。 歩くよりもジョギングのほうがエネルギー消費量は多いような感じがしますが、実際にはほとんど変わりはありません。 運動の負荷は小さくても長い時間続けることで筋肉の中の脂肪分解酵素リパーゼの働きがよくなり、脂肪の燃焼が盛んになります。 燃えやすい状態になってから時間がたつほど燃焼効果は高まるのです。 ●リパーゼを増やすウォーキング 運動をして、うっすらと汗をかいてきたら、脂肪燃焼が盛んになってきた証拠。 普通はウォーキングでも10分ほどで脂肪燃焼に切り替わりますが、15分たっても汗をかかない、体が温まらないというなら歩く速度が遅いか、脂肪分解酵素のリパーゼが少ない、働きがよくないということが考えられます。 リパーゼは筋肉の中にあるので、数を増やし、働きをよくするためには運動が一番。 ウォーキングは筋肉の負荷は少ないようでも全身運動で、継続的に負荷がかかり続けるのでリパーゼは増えやすくなっています。 ●10分の運動でも効果あり どれくらい運動をすればよいかの基準である「運動指針」が厚生労働省によって作られました。 それによると運動を取り入れる人は1日に30分間、日常生活の中で運動の効果を得ようという人は10分以上歩く時間を増やすことがすすめられています。 歩いて健康効果を得るためには30分以上継続して歩かなければならないとされた時期もありましたが、10分以上歩けば代謝が高まり、歩き終えてからも脂肪燃焼酵素のリパーゼが30分ほどは盛んに働いているので、短い運動でもダイエット効果はあるのです。 ●合計で30分以上の運動でOK ダイエットの先進国であるアメリカでは、肥満解消のための運動規定が設けられています。 それによると、合計で1日に30分以上の運動が効果的だとしています。 「合計で」というのがポイントで、これまでは連続して30分以上の運動が必要だとされてきていましたが、「10分×3回」でもダイエット効果があるとしているのです。 あまりにこま切れの運動では脂肪燃焼酵素のリパーゼが盛んに働くところまでいかないので、それなりの時間は必要です。 アメリカの規定では1回について8~10分間としています。 |
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#2 30分の継続運動よりも10分×3回の運動が効果的 ●脂肪が燃えるのは10分以降 脂肪を燃焼させるためには30分は継続して歩く必要がある、といわれています。 脂肪が燃焼するのは歩き始めてから10~15分してからなので、30分のウォーキングなら15~ 20分は脂肪が燃やせることになります。 これは歩き始めたときにはブドウ糖が主に燃えていて、10~15分すると脂肪の燃焼が盛んになっていくからです。 脂肪燃焼は筋肉が温まることでも進みやすくなります。 ということは体が温まりやすい季節は脂肪の燃焼が早く、温まりにくい季節には筋肉を温めてから歩けばよいわけです。 ●10分×3回は30分連続より効果 最近の研究で、10分のウォーキングを1日に3回やったほうが、30分間連続して歩くよりもダイエット効果があることが確かめられています。 10分間歩いたときには脂肪の燃焼は始まったばかりですが、ここで歩くのをやめても脂肪燃焼は30分ほどゆるやかに続いています。 30分間歩いたときにも脂肪燃焼は30分ほどなので、1日に10分間のウォーキングを3回行うと3倍にもなります。 運動後の脂肪燃焼は30分間継続のときよりも少なめでも3回分なので、燃焼される脂肪の量が多くなるのです。 ●30分のウォーキングなら止まっても大丈夫 運動は15分以上続けなければ効果がない、というのは、これまでの常識。 今では10分間の運動を1日に3回やったほうが脂肪は燃焼しやすいということが広まり、細切れに運動を取り入れる人が増えてきました。 歩くときに信号で立ち止まったら脂肪が燃焼しにくくなるからと、その場で足踏みをする人もいますが、30分以上歩いた場合には立ち止まっても体の中で脂肪の燃焼が始まっていれば、止まっている時間の2~3分間なら、そのまま脂肪燃焼は続いているのです。 ●10分間のウォーキングは勢いよく 30分間連続して歩くよりも、10分間の運動を1日に3回やったほうが脂肪は燃焼しやすいということですが、10分間の運動の途中で2度も3度も立ち止まったのでは脂肪の燃焼が低下することになります。 30分以上のウォーキングでは立ち止まっても脂肪の燃焼は続いていますが、短い時間のウォーキングでは脂肪燃焼が止まってしまいます。 30分間の運動では普通の速度でも脂肪は燃えてくれますが、10分間のウォーキングだとスタスタと勢いよく歩かないと脂肪は燃えにくくなります。 |
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#3 よい姿勢で歩いて脂肪を燃やそう ●負荷のかかる運動は効果が高い 負荷の弱い運動と強い運動を比べれば、強い運動のほうが脂肪燃焼効果は高いことは想像がつくことです。 平地を30分間歩くのと踏み台の昇降を同じ時間続けるのを比べると後者はエアロビクス効果もあってエネルギー消費は20%ほども高くなります。 1回のエネルギー消費は20%の差であっても毎回続けて2週間後の結果で見てみると、ウエストサイズの減り方は最大40%も違ってきます。 それだけ脂肪が燃焼されて内臓脂肪が減ったということで、負荷がかかる運動のほうがダイエット効果は高かったのです。 ●足の刺激が強いほど燃焼 歩くよりも走ったほうが、そして階段や坂道の上り下りを続けたほうが、エネルギー代謝が高まって内臓脂肪が減りやすくなります。 これは単に体に負担がかかったほうがエネルギー消費が多くなるというだけではなく、筋肉が刺激されて代謝が高まりやすく、運動をしていないときのエネルギー代謝にも違いが出てくるからです。 また、エネルギー消費は運動をし終えてからも続いていますが、足の筋肉に強い負荷がかかったほうが脂肪は燃える時間が長くなります。 この違いが積み重なって効果に差が出てくるのです。 ●有酸素運度は姿勢で変わる 背筋をピンと伸ばして、勢いよく歩くことは全身の筋肉が動きやすく、エネルギー消費も高まります。 それに対して猫背のように背中を丸くしての姿勢では全体的に活動が低下するためにエネルギー消費が少なくなり、やせにくくなります。 勢いよく歩くことは有酸素運動にもなり、歩いているだけで筋肉が受ける刺激が強くなります。 全身の筋肉のうち太ももとお尻の筋肉が占める割合は高く、姿勢をよくして勢いよく歩いて筋肉に負荷がかかるほどエネルギー消費が高まり、運動後のエネルギー消費も高まっていきます。 ●姿勢をよくして酸素量を増やす 背筋を伸ばして胸を張った姿勢で歩くと、肺の中に入ってくる酸素の量が自然と増えます。 肺に入った酸素は赤血球によって全身を巡り、筋肉の中で進められる代謝を高めてくれます。 姿勢がよくないまま歩いていると肺に入ってくる酸素の量は減ってきます。 若い女性や中高年の男女に多く見られる猫背では歩いているときだけでなく、普段から体に入ってくる酸素の量が減ってしまいます。 体を動かしているときには酸素の量が増えたほうが脂肪はエネルギーとして燃焼しやすいので、姿勢を整えて過ごしたいものです。 |
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#4 糖分は脂肪燃焼を妨げる ●砂糖は運動の効果を下げる 運動前にコーヒーを飲んでおくと脂肪が燃焼しやすいとTV番組で紹介されてから、コーヒー人気が高まっています。 ダイエット効果はカフェインとクロロゲン酸によるものですが、少しでも有効成分を摂りたいというので、濃いコーヒーが好まれています。 これまでコーヒーをあまり飲んでこなかった人は苦味がきつからといって砂糖を入れがちですが、砂糖を入れたら、せっかくのダイエット効果が下がってしまいます。 砂糖のブドウ糖を先に燃やすために、なかなか脂肪が燃えなくなるからです。 ●砂糖が脂肪燃焼を妨げる理由 コーヒーを飲むとカフェインの作用によって興奮ホルモンのアドレナリンが分泌されて、そのために脂肪細胞から脂肪酸が血液中に放出されて燃焼しやすくなります。 運動をして10~15分は血液中のブドウ糖が主に燃えて、それ以降に脂肪が燃えるようになりますが、血液中にブドウ糖が多くあると、なかなか脂肪の燃焼に切り替わりません。 コーヒーには砂糖を入れないことです。 また、甘いものを食べたあとの運動も同じ理由で効果が下がってしまうので、運動前には甘いものを食べることも禁止です。 ●糖分摂取で運動効率アップ スポーツドリンクは体液に近い成分となっていて、運動をしたときの水分補給、不足しがちな糖質やミネラルの補給に適しています。 糖質の多くは、すぐにエネルギー化できるブドウ糖で、マラソンの途中で飲む水としても活用されています。 マラソン選手の中にはブドウ糖液や砂糖水を補給用に使っている人もいることから、糖分は運動に役立つ飲み物として定着しています。 糖分を運動の途中に摂るのは運動効率を高めてダイエット効果もあります。 運動時には、適度にスポーツドリンクを飲むのはよいことです。 ●運動前の糖分摂取は× 運動中の糖分摂取は運動効率を高めますが、そのために運動前にも糖分を摂ろうとする人がいます。 でも、これはダイエットには逆効果。 ブドウ糖が濃い状態で血液中にあると、それをエネルギーとして使うのに時間がかかるため、ブドウ糖から脂肪の燃焼に切り替わりにくくなります。 そのためにマラソンなどの持久運動を続けることができなくなります。 ブドウ糖が血液中に多くあっても、それが激しい運動で使われるのは20分くらいしてからなので 、エネルギー不足の状態になります。 運動前の糖分は控えましょう。 |
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#5 昼間の運動は脂肪が燃えやすい ●昼間の運動は脂肪が燃える 同じ時間だけ、同じ距離を、同じスピードで歩いても、日中に歩くのと夜に歩くのでは、脂肪の燃焼の効果が違ってきます。 日中は、自律神経の交感神経の働きが盛んになっていて、体が興奮状態になりやすくて、体を動かしたときの脂肪の燃焼が進みやすくなっています。 それに比べると、日が沈んでからは自律神経の副交感神経のほうが働きは盛んになっているために、体は活動を休めるほうに向かっています。 そのときに運動をした場合には体の代謝が低下しているので、エネルギー消費は少なくなってしまいます。 |
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機能性表示食品の届出番号・届出日・届出者名・法人番号・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・表示しようとする機能性、対象者、安全性、生産・製造・品質管理、機能性の基本情報
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2020年4月14日火曜日
効果的な有酸素運動:有酸素運動は低負荷×長時間,30分の継続運動よりも10分×3回の運動が効果的,よい姿勢で歩いて脂肪を燃やそう,糖分は脂肪燃焼を妨げる,昼間の運動は脂肪が燃えやすい
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