便通をよくして代謝を高める:便通を左右するおなかの調子,善玉菌を増やす食べ物,悪玉菌を減らす食べ物,水溶性食物繊維で便通をよくする,内臓脂肪の解消で便通をよくするについて勉強しましょう | ||||||||||||||||||||||||||||||
#1 便通を左右するおなかの調子 #2 善玉菌を増やす食べ物 #3 悪玉菌を減らす食べ物 #4 水溶性食物繊維で便通をよくする #5 内臓脂肪の解消で便通をよくする |
||||||||||||||||||||||||||||||
#1 便通を左右するおなかの調子 ●今どきの食事は便通を悪くする 便秘はダイエットの大敵です。 食事の量を減らしていると便を作る材料が減ることもあって便通が悪くなりがちです。 便通をよくする方法はいくつかありますが、なんといっても大切なのは食事の内容です。 腸内には善玉菌と悪玉菌が棲みついていて、食べたものの一部をエサにして増えています。 善玉菌が主にエサにしているのは糖質と乳製品で、悪玉菌が主にエサにしているのは動物性たんぱく質と脂肪です。 今どきの肉食が多い食生活では悪玉菌のほうが増えやすくなっていることがわかります。 ●肉食を減らして腸内環境を整える 腸内細菌の総数は約100兆個であり、悪玉菌が増えると善玉菌が減り、善玉菌が増えると悪玉菌が減っていって総数が保たれています。 善玉菌は便の量を増やし、色を黄色にして、臭いを減らし、便を軟らかくします。 悪玉菌が多いと便の量が減って硬くなり、色は黒くなり、臭いも強くなります。 自分の便の状態をチャックしてみて、悪玉菌が多かったようなら、肉食や調理の脂肪を減らして、糖質と乳製品を多めにとり、善玉菌を増やしやすい食物繊維も多めにとるようにします。 ●便秘薬を使ったあとはケアが必要 便秘・便秘ぎみの人で薬を使って便通改善をはかっている人もいますが、薬で出してしまえば問題解決、腸の状態をよくしていける、というわけにはいきません。 薬を使うと、たまっていた便は出るものの、それと一緒に腸内細菌も多く出てしまいます。 このことは下剤や浣腸、そして下痢のときも同じことです。 薬によって外に出るのは善玉菌と悪玉菌ですが、悪玉菌のほうが善玉菌よりも増えやすいので、便と一緒に腸内細菌が出たあとにケアしておかないと、悪玉菌が急激に増えて、また便秘しやすくなります。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
#2 善玉菌を増やす食べ物 ●善玉菌を増やして便通を促進 腸の調子を整えて便通をよくする食品といえばヨーグルトを思い浮かべる人が多いかと思いますが、ヨーグルトは乳酸菌によって腸内細菌を増やすプロバイオティクス食品ではあるものの、乳酸菌を増やすサポート役のプレバイオティクスの役割はあまりしていません。 プロバイオティクスとプレバイオティクスの両方がそろってこそ腸内の善玉菌を増やしていくことができるわけですが、乳酸菌の中でも特に強い働きをするビフィズス菌を増やすプレバイオティクスとなっているのはオリゴ糖です。 ●オリゴ糖が含まれる食品 腸内の善玉菌の代表であるビフィズス菌を増やす働きをするオリゴ糖は大豆に多く含まれています。 大豆と大豆製品(納豆、豆腐など)をあまり食べない人は、オリゴ糖を多く含む甘味料やサプリメントを活用するのもよいことです。 腸内の善玉菌は乳酸菌や糖質、食物繊維によって増えやすくなっています。 ビフィズス菌入りのヨーグルトとオリゴ糖の組み合わせなら、ビフィズス菌が増えやすくなっているので、便通をよくしてダイエットをするためには効果的な食べ方だということができます。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
#3 悪玉菌を減らす食べ物 ●ヨーグルトは毎日食べよう 腸の調子を整えて、便通をよくして、ポッコリおなかを解消するのに役立つビフィズス菌などの善玉菌は、ビフィズス菌入りのヨーグルトを食べて体の中に取り入れても、ずっと腸の中に定着するわけではありません。 新しく食べ物と一緒にとったビフィズス菌は腸内では1~2日くらいしか生きることができません。 だから、ビフィズス菌を増やして腸の状態を健康に保って、便の状態をよくするためには、少しずつでもよいから毎日コンスタントにとるようにするのが大切ということです。 ●腸内のビフィズス菌を増やす 食品とともに摂ったビフィズス菌は腸の中では1~2日くらいしか生きることはできませんが、それでは増やす効果がなくなるのかというと、そんなことはありません。 ヨーグルトに含まれたビフィズス菌は、生きている間に腸の中で増えて腸内を酸性傾向にしていきます。 ビフィズス菌をはじめとした善玉菌は酸性の中で増えていくので、初めから体の中に棲みついていた善玉菌を増やす効果もあるのです。 できれば毎日1回でもよいのでビフィズス菌入りヨーグルトを食べたいものです。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
#4 水溶性食物繊維で便通をよくする ●水溶性食物繊維でスムーズな便通 食物繊維は腸を刺激して便通を促進してくれます。 便秘や便秘ぎみの人は積極的に食物繊維が含まれる食品を摂ったほうがいいわけですが、便の状態によっては食物繊維の種類に注目して食材を選ぶようにするべきです。 不溶性食物繊維には便を硬くする作用があり、便秘の人が多く摂りすぎると、かえって便秘をひどくすることもあります。 水溶性食物繊維は便を軟らかくする作用があるので、便が硬い人は不溶性食物繊維を減らしぎみにして、水溶性食物繊維を多めに摂るようにすることです。 ●水溶性食物繊維が多い食品 食物繊維には水に溶けない不溶性食物繊維と、水に溶ける水溶性食物繊維があります。 野菜の根や葉、穀類などに多く含まれる不溶性食物繊維は消化も吸収もされないので腸の中を掃除するとともに、腸の動きを高める作用があります。 コンニャク、キノコ、海藻、果物に多く含まれる水溶性食物繊維は胃の中で溶けて、量が増えて満腹感を得やすく、糖質と脂質の吸収を抑制してくれます。 どちらを摂ればよいというのではなく、それぞれ特徴があるので、両方の食物繊維を摂るようにしましょう。 ●水溶性食物繊維でミネラル不足に 食物繊維は便通をよくしてくれますが、食物繊維の中でも水溶性食物繊維は胃の中で溶けて水分を吸収して膨らみ、満腹感を得やすいというメリットもあります。 水溶性食物繊維は重金属などの毒素を吸着する作用もありますが、同時にミネラルも吸着して排泄させてしまうので、水溶性食物繊維を多くとりすぎると、ミネラル不足になりがちです。 ダイエットをするときには、不足しがちなカルシウムなどのミネラルが欠けないように、これらが含まれている魚、種、豆、卵などを多めに食べるようにすることです。 ●カルシウム不足は便通を悪くする 寒天をはじめとした海藻、コンニャク、キノコなどに含まれる水溶性食物繊維は、便通をよくしたり、少ない量の食事で満腹感を得やすくするためには効果があるものの、カルシウムなどのミネラルを吸着して、吸収される量を減らしてしまいます。 カルシウムは腸壁を刺激して便通をよくする作用があるので、水溶性食物繊維のせいで減ったら、せっかくの便通解消効果が下がることになります。 カルシウムの多い牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品、小魚、大豆などを多めに食べるようにしましょう。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
#5 内臓脂肪の解消で便通をよくする ●内臓脂肪は便秘を引き起こす 太っていると便秘をしやすくなります。 体脂肪は内臓脂肪と皮下脂肪に分けられますが、便秘と関係しているのは内臓脂肪。 内臓脂肪は小腸や大腸のまわりにつく脂肪で、内臓脂肪が多くなると腸を圧迫して蠕動運動を起こしにくくします。 蠕動運動が行われるときには、かなりのエネルギーが使われるので、動きにくい分だけエネルギー消費が下がってしまいます。 便通がよくないと、ダイエットに必要な栄養成分の吸収も悪くなり、水分の吸収も低下して代謝が悪くなるので、ますます太りやすくなります。 ●内臓脂肪は腸に刺激を伝えにくい 便通をよくするためには、運動をして腸に刺激を与えたり、マッサージをするのも効果があります。 でも、内臓脂肪が多くついていると、運動やマッサージの効果が出にくくなってしまいます。 内臓脂肪は小腸と大腸の周りについていて、腸を圧迫するために腸の蠕動運動が起こりにくくなりますが、この厚めの脂肪がクッション役となって運動やマッサージによる腸への刺激を伝わりにくくしてしまいます。 太っていて便通がよくない人は、食物繊維や乳酸菌を摂るのと同時に内臓脂肪を減らすことも始めたいものです。 |
||||||||||||||||||||||||||||||
|
機能性表示食品の届出番号・届出日・届出者名・法人番号・商品名・食品の区分・機能性関与成分名・表示しようとする機能性、対象者、安全性、生産・製造・品質管理、機能性の基本情報
人気の投稿
- シボラナイトPREMIUM(プレミアム)【明治薬品】の効果・口コミ・評判(H123)
- ギャバ(γ‐アミノ酪酸)の効用・効果、脳の緊張緩和、血流促進。血圧上昇の抑制、中性脂肪値の抑制、肝機能の向上、ホルモン分泌の促進
- ビタミンB2,ビタミンB6,ビタミンB12の効果と副作用
- 発達障害の定義、発達障害の原因、発達障害は疲れやすい、発達障害の食事のこだわりは理解されにくい、発達障害とメディカルダイエットの関係
- 大草ビフィズスα【大草薬品】の効果・口コミ・評判(H153)
- サイリウムの効用・効果、便通の促進、血糖値の抑制、コレステロールの抑制
- ビタミンA(レチノール)の効用・効果、夜間の視力の維持、皮膚や粘膜の健康維持
- 日本調剤の葛花珈琲【日本漢方】の効果・口コミ・評判(H109)
- 難消化性デキストリンの効用・効果、血糖値の上昇を抑えるとともに、腸内細菌の善玉菌を増やす作用、LDLコレステロール値低下
- 桑の葉の効用・効果、ブドウ糖の吸収を抑制し、血糖値の上昇抑制。利尿、血圧降下、解熱、鎮咳。
2020年4月14日火曜日
便通をよくして代謝を高める:便通を左右するおなかの調子,善玉菌を増やす食べ物,悪玉菌を減らす食べ物,水溶性食物繊維で便通をよくする,内臓脂肪の解消で便通をよくする
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿