2020年4月20日月曜日

免疫・ウイルス・白血球・リンパ球・核酸について説明してみる

免疫・ウイルス・白血球・リンパ球・核酸について説明をします。

#1
 免疫って、どんなもの?

#2 ウイルスって、どんなもの?

#3 白血球って、どんなもの?

#4 リンパ球って、どんなもの?

#5 核酸って、どんなもの?


#1
免疫というのは
身体にとって必要なものと不必要な有害なものとを判別して、有害なものだけを攻撃する防護システムのことをいいます。

有害物を攻撃したり、取り込んで処理することで身体の健康を守っています。

免疫を主に司っているのは免疫細胞と呼ばれる白血球とリンパ球です。

白血球は好中球、好酸球、マクロファージに大きく分けられます。

リンパ球にはB細胞、T細胞、腫瘍を直接攻撃するナチュラルキラー(NK)細胞があります。

B細胞は有害物を攻撃する抗体を作り出します。

T細胞は、ウイルス感染した細胞を排除するキラーT細胞、免疫を促すヘルパーT細胞、免疫の働きすぎを抑えるサプレッサーT細胞腫瘍を直接攻撃するナチュラルキラー(NK)細胞腫瘍を直接攻撃するナチュラルキラー(NK)細胞があります。

#2
ウイルスというのは
遺伝情報を担う核酸と、それを囲むタンパク質から構成される微粒子で、白血球が単細胞で生存できるのに対して、ウイルスは自体だけでは生存できないため、人間や動物、食品の細胞などに他の生物の細胞に寄生して生存する特徴があります。

生物は細胞内部にDNAとRNAの両方の核酸が存在しますが、ウイルスは片方しか存在していません。

それぞれのウイルスに特異な宿主細胞に寄生して、その細胞やエネルギーを利用して増殖し、疾病を起こします。

#3
白血球というのは
免疫を司る免疫細胞の一つで、骨髄やリンパ節などで作られます。

赤血球とは異なり、ヘモグロビンがないため白く見えることから名づけられました。

小さな白血球の好中球と、大きな白血球のマクロファージとがあります。

好中球は病原菌や有害物質などを内部に取り込んで分解・処理していきます。

マクロファージは多くの有害物などを盛んに内部に取り込んで処理する貪食を行うとともに、処理した情報を外に伝え、次にリンパ球が働く仕組みになっています。

#4
リンパ球というのは
免疫機能を司る白血球の一種です。

免疫細胞のリンパ球にはB細胞、T細胞、ナチュラルキラー(NK)細胞があり、骨髄で作り出されます。

B細胞は抗体を作り出して外敵と戦います。

T細胞は役目によってヘルパーT細胞、キラーT細胞、サプレッサーT細胞という3つの種類があります。

ヘルパーT細胞はB細胞が抗体を作り出すのを助け、キラーT細胞は外敵を直接的に攻撃します。

サプレッサーT細胞はキラー細胞が働きすぎて外敵だけでなく体の細胞を傷つけることを抑えます。

そして、ナチュラルキラー細胞は腫瘍を主に攻撃して破壊する働きがあります。
#5核酸というのは
動物と植物の細胞に含まれる有機化合物で、細胞核内の産生物質であることから核酸と名づけられました。

遺伝を司っており、DNA(デオキシリボ核酸)とRNA(リボ核酸)があり、DNAは新しい細胞を作るときの設計図となる情報を持ち、RNAは設計図に基づいてアミノ酸からたんぱく質を合成して細胞を作る働きがあります。

この2種類の核酸があることで、細胞は分裂してコピーされていきます。

食品では白子、レバー、サケ、タラ、イワシ、ビール酵母などに多く含まれます。

これらの食品を摂ることで細胞内の核酸が補われ、細胞の新陳代謝を活性させ、細胞を修復させ、老化を防ぐといった作用があります。

また、疲労回復、肌や髪の活性化、免疫力の強化、脳機能の改善などの作用も期待されています。

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