2020年3月16日月曜日

α‐リノレン酸,α‐リポ酸,アロエの効果と副作用

健康長寿成分:α‐リノレン酸・α‐リポ酸・アロエの効能効果・機能性について

健康長寿でピンピンコロリ

α-リノレン酸の効能効果と副作用

α-リポ酸(チオクト酸)の効能効果と副作用

アロエの効能効果と副作用

α‐リノレン酸の効果と副作用

成長や発達に必要なn‐3系の必須脂肪酸です。

体内でEPAやDHAに代謝され、心臓の働きを正常に保つ補助をして、高血圧、心臓疾患、アレルギー疾患の予防の作用があります。

食品では、しそ、しそ油、えごま油、亜麻仁油、クルミなどに多く含まれます。酸化しやすいため、加熱しないで使用する必要があります。

α‐リポ酸の効果と副作用

ビタミン様の補酵素の一種で、チオクト酸とも呼ばれます。

体内のすべての細胞に存在し、炭水化物を分解するエネルギー産生に欠かせない物質となっています。

2004年に食薬区分の変更によって、医薬品成分だけでなくサプリメント素材としても使用できるようになりました。

ビタミンEの数百倍と強力な抗酸化作用があり、酸化によって抗酸化力を失ったビタミンC、ビタミンE、コエンザイムQ10を再生させる作用があります。

水溶性と脂溶性の両方の性質を備えているため、体のいたるところに浸透し、細胞の内側から機能を発揮することができます。

また、糖質、脂質、たんぱく質から作られるピルビン酸からTCA回路(クエン酸回路)で利用されるアセチルCoA生成を促進する作用と、エネルギーを作り出すミトコンドリア内のTCA回路内での補酵素として働き、エネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)の生成に不可欠な成分となっています。

そのため、エネルギー産生を効率的に行わせ、余分なエネルギー源が体脂肪として蓄積するのを防ぐ作用があります。

体内で合成されているものの、加齢に伴って合成が低下するため、食品やサプリメントから補う必要があります。

食品では、酵母、動物の肝臓・腎臓、ホウレン草、ニンジン、トマトに多く含まれます。

キレート作用によって有害ミネラルを排出する働きがありますが、食事と一緒に摂ると糖代謝に優先的に使用されるため、排出のデトックスに活用する場合には空腹時に摂ります。

現在、世界的に利用されているほとんどのα‐リポ酸は、人が合成していることもあって、天然に存在するR体が50%と非天然のS体が50%の混合物となっています。

これはラセミ体と呼ばれています。

しかし、私たち人間が元来体内に持っていて、年齢とともに減っていくα‐リポ酸は天然のR体です。

α‐リポ酸を選ぶときは、必ずR体と明記されているものを選ぶことです。

動物実験に関する学術論文では、ビタミンB?欠損のラットや糖尿病モデルマウスを用いた実験で、非天然体であるS体を摂取すると死亡率が急激に増加することがわかっています。

一方で、天然のR体摂取の場合は反対に糖尿病モデルマウスの死亡率を有意に減少させ、生存率を飛躍的に高めることが報告されています。

アロエの効果と副作用

アフリカ原産のユリ科アロエ属の多年生常緑多肉植物で、その種類は600~700種類にも及び、古代エジプト、中国で薬用植物として用いられてきました。

アロエの原産地はアフリカ、アラビア、地中海沿岸などの地域で、日本人に親しまれてきたキダチアロエやアロエベラのほかに、南アフリカで栽培されているケープアロエが代表的な種類です。

アロエ(aloe)はアラビア語の「苦い」を意味するalloehが変化したものといわれます。

肉厚の葉の表皮と内部は半透明のゼリー状で、ここに含まれる特有成分のムコ多糖類には、粘膜の保護や有害物質などの吸着力の保持、免疫細胞の活性化、抗炎症作用、腸内善玉菌活性などが認められています。

表皮に含まれている苦味成分のアロインには便通促進作用があり、下剤として使われる医薬品の原料となっています。

多糖類の中でも抗腫瘍性が認められたアロエマンナンや、血糖降下作用を持つアルボランA・Bが豊富に含まれています。

サプリメントや飲用に主に用いられているのは、有効成分の含有量が多いアロエベラです。

ムコ多糖類は医薬品の成分を吸着して吸収されにくくするため、経口薬の作用を低下させる可能性が指摘されています。

そのため、医薬品を服用するときには、アロエとは2時間は離して摂ることがすすめられます。

健康成分の効能効果・機能性一覧

肥満の危険因子と自覚症状

高血圧の危険因子と自覚症状

高血糖の危険因子と自覚症状

高中性脂肪の危険因子と自覚症状

高コレステロールの危険因子と自覚症状


肥満の危険因子と自覚症状


【危険因子】

早食いである。
食事は満腹するまで食べる。
お菓子などの間食が多い。
ジュースや清涼飲料水を飲むことが多い。
脂っこい食事が好き。
お酒を習慣的に飲んでいる・お酒をたくさん飲む。
ストレスを感じている。
15分以上歩くことが少ない。
両親や祖父母に肥満の人がいる。

【自覚症状】
急に太ってきた。
ウエストサイズが増えてきた。
食欲が異常にある。
いつも空腹感がある。
血圧が高くなってめまいがする。
疲れやすくなった。
息切れするようになった。
体が冷えやすくなった。
頭痛が起こりやすい。お酒に弱くなった。



高血圧の危険因子と自覚症状

【危険因子】

塩辛い食事が好き。
野菜を食べる量が少ない。
食事は満腹するまで食べる。
早食いである。
睡眠時間が不規則。
お酒を習慣的に飲んでいる。
怒りっぽい性格。
ストレスを感じている。
10分以上歩くことが少ない。
両親や祖父母に高血圧の人がいる。

【自覚症状】
喉が渇きやすい。
体が疲れやすい。
肩こりがある。
頭が重い。
階段を昇ると動悸がある。
寝つきにくくなった。
手足に痺れがある。
尿の量が多くなった。
むくみがある。
体が冷えやすい。



高血糖の危険因子と自覚症状

【危険因子】

早食いである。
食事は満腹するまで食べる。
お菓子などの間食が多い。
ジュースや清涼飲料水を飲むことが多い。
脂っこい食事が好き。
お酒を習慣的に飲んでいる。
お酒をたくさん飲む。
ストレスを感じている。
10分以上歩くことが少ない。
両親や祖父母に糖尿病の人がいる。

【自覚症状】
口の中が渇きやすく、水をたくさん飲む。
オシッコの回数が増えた。
オシッコの泡立ちが多く、消えにくい。
オシッコの色が濃い、臭いが強い。
食欲が異常にある。
いつも空腹感がある。
急に太ってきた。
いつも疲れやすい。
皮膚にかゆみがある。
性欲が減退してきた。



高中性脂肪の危険因子と自覚症状

【危険因子】

早食いである。
食事は満腹するまで食べる。
お菓子などの間食が多い。
肉食が多い。
脂っこい食事が好き。
お酒を習慣的に飲んでいる。
魚を食べる量が少ない。
20分以上歩くことが少ない。
糖尿病、肝臓病、腎臓病、痛風がある。
両親や祖父母に脂質異常症の人がいる。

【自覚症状】
疲れやすい。
太ってきた。
体が冷えやすい。
風邪をひきやすくなった。
お酒に弱くなった。
イライラしやすい。
運動をすると息切れしやすい。
尿に脂肪が混じる。
上まぶたに黄色っぽい盛り上がりがある。
胸や背中に黄色っぽいニキビがある。



高コレステロ-ルの危険因子と自覚症状

【危険因子】
肉や揚げ物が好き。
脂っこい食事が好き。
スナック菓子を食べる。
ケーキやアイスクリームが好き。
野菜や海藻はあまり食べない。
お酒を習慣的に飲んでいる。
タバコを吸っている。
ストレスを感じている。
10分以上歩くことが少ない。
両親や祖父母に脂質異常症の人がいる。

【自覚症状】
疲れやすい。
体が重く感じる。
太ってきた。
息切れしやすい。
体が冷えやすい。
皮膚に脂肪のふくらみがある。
上まぶたに黄色っぽい盛り上がりがある。
お尻や背中に黄色っぽい固まりがある。
アキレス腱が太くなった。
眼の角膜に白いリング状のものがある。

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