2020年3月20日金曜日

シクロデキストリン,シスチン,シトルリンの効果と副作用

健康長寿成分:シクロデキストリン・シスチン・シトルリンの効能効果・機能性について

健康長寿でピンピンコロリ

シクロデキストリン(cyclodextrin・環状オリゴ糖)の効能効果と副作用

シスチンの効能効果と副作用

シトルリンの効能効果と副作用

シクロデキストリンの効果と副作用

シクロデキストリン(cyclodextrin)は、「シクロ(cyclo=環状)」と「デキストリン(dextrin=オリゴ糖)」の合成語で、「サイクロデキストリン」、「環状オリゴ糖」ともいいます。

原材料は馬鈴薯(ばれいしょ)やトウモロコシのでんぷんです。

シクロデキストリンには3種類あり、ブドウ糖が連なってできたオリゴ糖の両端がつながって輪(環)になっていて、ブドウ糖が6つ結合して輪になったものを「α‐シクロデキストリン」、7つ結合して輪になってものを「β‐シクロデキストリン」、8つ結合して輪になってものを「γ‐シクロデキストリン」と呼んで、区別しています。

その内径はα‐シクロデキストリンでは0.5~0.6nm(ナノメートル)、β‐シクロデキストリンでは0.7~0.8nm、γ‐シクロデキストリンでは0.9~1.0nm(1nm=10億分の1m)と、いずれも微小なナノ粒子となっています。

シクロデキストリンは底のないカップ形状で、その内側は親油性(油にみやすい性質)、外側は親水性(水に溶けやすい性質)という相反する2つの性質を併せもっています。

その性質から、シクロデキストリンは水に溶けない油分に対しても、その内部空洞に油分を取り込み、そして外側は親水性を示すことで、きわめてスムーズに水になじむという特徴があります。

こうした「内側=親油性」「外側=親水性」の二重構造をもつナノ粒子ということで、シクロデキストリンは、他に類をみない特性に富む、さまざまな作用を示します。

代表的な機能として包接(ほうせつ)と徐放があります。

シクロデキストリンは、その内部空洞の中に、さまざまな分子を取り込む性質をもっていて、その現象を「包接」、その逆に包接した分子が少しずつ出ていくことを「徐放」といいます。

たとえば、辛味や香料などの有効成分をあらかじめ包接化しておき、徐々に放出することで長時間利用することが可能となります。

また、紫外線や熱などに弱い物質や、酸化、加水分解されやすい不安定な物質などを包接することで安定化させることができます。

つまり、シクロデキストリンが紫外線や熱、酸化、加水分解などから有効成分を守ることで、変質を防ぎ、保存性を高めることができます。

そのことによって生物学的利用能(バイオアベイラビリティ)が飛躍的に向上します。

 例えば、コエンザイムQ10のような脂溶性物質は、空腹時ではほとんど吸収されないことがわかっていますが、γ‐シクロデキストリンで包接することで、いつ飲んでも吸収性と持続性を向上させることができます。

この機能をさまざまな形で利用して、粘度調整、マスキング、吸湿性防止、粉末化、可溶化といった機能に応用できます。

シスチンの効果と副作用

システインが2分子結合した含硫アミノ酸です。生体内では毛髪や爪などのケラチンに多く含まれます。

シミ、そばかすの原因となるメラニンの生成を抑制することから、美肌効果があり、解毒作用もあります。

不足すると皮膚炎やシミの原因となるほか、爪がもろくなる、髪が抜ける、解毒力の低下などにつながります。

牛肉、羊肉、牛乳、さけ、オートミール、小麦粉などに含まれます。

シトルリンの効果と副作用

日本で1930年にスイカから発見された遊離アミノ酸の一種で、スイカの原種であるカラハリ砂漠の野生スイカに多く含まれています。

2007年に食薬区分の変更によって化学物質で唯一、サプリメント素材として使用が許可されました。

一酸化炭素を産生させることから、血管を拡張して血流を促進する作用があります。

シトルリンはアミノ酸のアルギニンを全身に供給する働きがあり、アルギニンの成長ホルモン分泌促進、動脈硬化予防、免疫増強、筋肉増強、血流改善、疲労回復、冷え解消、むくみ解消などの作用を増強します。

また、抗酸化作用があり、動脈硬化をはじめとした生活習慣病の予防などの働きがあります。

食品では、スイカのほか、メロン、冬瓜、きゅうり、にがうり(ゴーヤ)などに含まれます。

健康成分の効能効果・機能性一覧

肥満の危険因子と自覚症状

高血圧の危険因子と自覚症状

高血糖の危険因子と自覚症状

高中性脂肪の危険因子と自覚症状

高コレステロールの危険因子と自覚症状


肥満の危険因子と自覚症状


【危険因子】

早食いである。
食事は満腹するまで食べる。
お菓子などの間食が多い。
ジュースや清涼飲料水を飲むことが多い。
脂っこい食事が好き。
お酒を習慣的に飲んでいる・お酒をたくさん飲む。
ストレスを感じている。
15分以上歩くことが少ない。
両親や祖父母に肥満の人がいる。

【自覚症状】
急に太ってきた。
ウエストサイズが増えてきた。
食欲が異常にある。
いつも空腹感がある。
血圧が高くなってめまいがする。
疲れやすくなった。
息切れするようになった。
体が冷えやすくなった。
頭痛が起こりやすい。お酒に弱くなった。



高血圧の危険因子と自覚症状

【危険因子】

塩辛い食事が好き。
野菜を食べる量が少ない。
食事は満腹するまで食べる。
早食いである。
睡眠時間が不規則。
お酒を習慣的に飲んでいる。
怒りっぽい性格。
ストレスを感じている。
10分以上歩くことが少ない。
両親や祖父母に高血圧の人がいる。

【自覚症状】
喉が渇きやすい。
体が疲れやすい。
肩こりがある。
頭が重い。
階段を昇ると動悸がある。
寝つきにくくなった。
手足に痺れがある。
尿の量が多くなった。
むくみがある。
体が冷えやすい。



高血糖の危険因子と自覚症状

【危険因子】

早食いである。
食事は満腹するまで食べる。
お菓子などの間食が多い。
ジュースや清涼飲料水を飲むことが多い。
脂っこい食事が好き。
お酒を習慣的に飲んでいる。
お酒をたくさん飲む。
ストレスを感じている。
10分以上歩くことが少ない。
両親や祖父母に糖尿病の人がいる。

【自覚症状】
口の中が渇きやすく、水をたくさん飲む。
オシッコの回数が増えた。
オシッコの泡立ちが多く、消えにくい。
オシッコの色が濃い、臭いが強い。
食欲が異常にある。
いつも空腹感がある。
急に太ってきた。
いつも疲れやすい。
皮膚にかゆみがある。
性欲が減退してきた。



高中性脂肪の危険因子と自覚症状

【危険因子】

早食いである。
食事は満腹するまで食べる。
お菓子などの間食が多い。
肉食が多い。
脂っこい食事が好き。
お酒を習慣的に飲んでいる。
魚を食べる量が少ない。
20分以上歩くことが少ない。
糖尿病、肝臓病、腎臓病、痛風がある。
両親や祖父母に脂質異常症の人がいる。

【自覚症状】
疲れやすい。
太ってきた。
体が冷えやすい。
風邪をひきやすくなった。
お酒に弱くなった。
イライラしやすい。
運動をすると息切れしやすい。
尿に脂肪が混じる。
上まぶたに黄色っぽい盛り上がりがある。
胸や背中に黄色っぽいニキビがある。



高コレステロ-ルの危険因子と自覚症状

【危険因子】
肉や揚げ物が好き。
脂っこい食事が好き。
スナック菓子を食べる。
ケーキやアイスクリームが好き。
野菜や海藻はあまり食べない。
お酒を習慣的に飲んでいる。
タバコを吸っている。
ストレスを感じている。
10分以上歩くことが少ない。
両親や祖父母に脂質異常症の人がいる。

【自覚症状】
疲れやすい。
体が重く感じる。
太ってきた。
息切れしやすい。
体が冷えやすい。
皮膚に脂肪のふくらみがある。
上まぶたに黄色っぽい盛り上がりがある。
お尻や背中に黄色っぽい固まりがある。
アキレス腱が太くなった。
眼の角膜に白いリング状のものがある。

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