コエンザイムQ10の効用・効果
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エネルギーを生産するために欠かせない脂溶性のビタミン様物質で、細胞にエネルギーを供給するのを助ける補酵素で、CoQ10、コーキューテン、ユビキノンなどとも呼ばれます。
酵素は英語ではエンザイムといい、コエンザイムは補酵素を表します。
2001年に食薬区分の変更によって医薬品だけでなく、サプリメント素材として使用できることとなりました。
コエンザイムQ10は、ほとんどすべての細胞に存在しているオレンジ色の成分で、細胞内でエネルギーを発生させるミトコンドリアで、生命のエネルギーであるATP(アデノシン三リン酸)を合成する酵素の作用を助けます。
体の中で合成されるものの、多くの臓器のコエンザイムQ10の濃度は20歳をピークに減少していきます。中でも、減少する速度が顕著な心臓では、40代で約30%、60歳では約40%、80代では50%以上が失われていきます。
食品では、鰯、鯖、牛肉、ピーナッツ、ブロッコリーなどに多く含まれます。
最も含有量が多い鰯でも100g中にコエンザイムQ10は約6mgで、通常の食事では1日に5~10mgのコエンザイムQ10を摂取されています。
必要量は1日100mgが目安とされているため、サプリメントでの摂取が注目されています。
抗酸化、免疫機能の強化、心臓機能の維持、コラーゲンの生成促進による筋肉や皮膚の修復などの効果があります。
コエンザイムQ10には、酸化型と還元型があり、一般の食品に含まれるのは酸化型で、肝臓で還元型に合成されて体内で作用します。
一般のコエンザイムQ10は脂溶性であるため、胃に脂肪がある食事の前後に摂らないと吸収されにくくなっていますが、最近の研究開発によって水に溶け、いつでも摂ることができるシクロデキストリンで包摂された吸収性が飛躍的に向上したタイプも登場しています。
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